20代前半のころ、仕事が全くできない僕に上司はこう言った。
「出世したいんだったら勉強くらいしろ」
え……無理でしょ?
てか勉強しろっていうんならもっと早く帰らせろや。
このブラック企業の社畜めが。
しかし仕事ができないのは事実だったし僕は本当に勉強をしないヤツだったんだ。そんな僕を見かねて上司は言葉をかけてくれたんだろう。その意味が最近ようやく分かった気がするよ。
勉強が苦手で苦手でしょうがない社会人の人へ、同じく勉強が嫌いで嫌いでしょうがない僕が気が付いた、“社会人にとっての勉強”をシェアさせておくれ。
勉強は意味を無くして離れていく
引用:堀江貴文さん「近畿大学卒業式」スピーチより
「ついに皆さん、これまで生まれてから20何年間か、レールの敷かれた上をただ走ってきた人生をここで終えることになります。」
これは堀江貴文さんが近畿大学の卒業式で卒業生に向けて伝えた言葉。
学生時代はいかに勉強して、いかにテストでいい点数を取って、いかにいい大学を出たことが、成功を測る物差しになるかもしれない。それだからみんな必死に敷かれたレールの上を突っ走るんだ。
勉強をたくさんするという、分かりやすい成功条件のもとでみんな一生懸命になって努力をするんだよね。僕なんかは勉強が嫌いでしょうがなくってこんなレールが敷かれていることさえ分かっていなかったよ(;´∀`)
でも社会人になったらどうだろう?
社会人になったら勉強する人はうんと減るんだよね。学生時代に必死に勉強して、いい大学に入って、いい企業に入って、ひとつのゴールに到達したワケだ。そうなった時点で、十数年続けていた勉強が身から離れていく人がとっても多いのが現実なんだ。
社会人という環境は勉強するのにもってこい
とはいえ社会人で勉強するのは至難の業だ。だって時間ないし、疲れるし、めんどくさいし、大変だし……
何より仕事のことだけで頭がいっぱいだっつーの。
特に初めて社会に出たときなんかは、思い出したくもないくらい僕はやられてしまって……。会社を出たとたんにドロドロしたものが一気に出てきて、電車の中では人目も気にせずに大口を開けて寝ていた。家に帰ってからも疲労困憊で、メシすら食べずに布団に入る毎日。
こんなんで勉強を続けられる人なんかいるのか?なんて思ってたんだけど、いたんだよねぇ、同期の中にはそういう人が。絵に描いたようなストイック人間が。
でもね、何十人いた同期の中で一人か二人くらいだったのよ。そんな過酷な新人時代でもしっかりと自己研鑽に力を入れていたのは。
「社会人は勉強するのにもってこいな環境」だと言える理由はこれだ。周りを見渡していても勉強をしている人は本当に僅かなんだ。学生時代に比べるとその数差は火を見るより明らかだ。
だからでこそ、やればやるだけ周りと引き離せるんだ。実際に勉強時間と年収の高さが比例しているデータも出ている。
勉強を続ける方法
時々何かをキッカケにやる気があふれ出てきて、その時ばっかりは2時間も3時間も机にかじりついて勉強をするんだ。でもすぐにそんなやる気は消え失せて、いつも通りな自分に戻ってしまう。
そんな経験をしたことは無いかな?やる気があってもそれが続くとは限らない。勉強を継続するのってとっても大変なんだ。でもね、勉強を継続して行っていくイイ方法があるんだよ。
まずは1時間も2時間もやらなくていいから、15分だけ始めるんだ。15分だけでいいから毎日続けよう。そうすれば2週間、3週間と続けていくうちに習慣化されてくる。
もしヤル気が無くなったとしても15分なら続けられるでしょう?
モチベーションが無くなった時に備えて、取り組む時間をあえて低めに設定しておくことが継続のコツだ。勉強という“行動習慣”は1か月もあれば習慣化されて、逆にやらないと気持ち悪くなってくるよ。
そうしたときに初めて時間を増やしてみたらいいんじゃないかな。
習慣化については以下の記事で解説しているよ。機関や方法についても詳しく解説しているからぜひ参考にしてくれ。
まとめ
以上、社会人にとっての勉強について考えてみたよ。それにしても勉強時間の多さと高い年収が繋がっていたなんて……
「出世したいなら勉強しろ」
この言葉は正しかったんだね。そして学生時代と違ってライバルは少ない。今のうちから頑張って巻き返していこうか。
最後まで読んでくれてありがとう(*^▽^*)