かなりの極論を書くからご勘弁を。
ちなみに僕はこのモテる条件を、ひとつともかすらない非モテ人間だ。条件に反した僕のスペックはこちら。
だからこそ思ったことがある。
都合のいいことばっかり言ってんじゃねぇよ!!
言ってんじゃねえよ
言ってんじゃねぇよ……
言ってん……
権力は正義なのか?
こんな人たちを目の前にしたときは、「別の世界から来たおモテになっている方々」というイメージでしか見られなかった。
しかし、ヤツらにはひとつ、その世代を超えた共通点があったんだ。
それは、
力がある
これは、その世界で生きていきやすい力を持っているという意味だ。
権力と言い換えて話を進めていこう。
これから、足が速いヤツ、ヤンキー、高収入、などの彼ら権力者たちが、その時その時の生きる環境において、
「なぜ権力者になったのか?」
その理由をひも解いて見ていこう。
足が速いヤツ
足が速いヤツはとんでもない権力者だった。
体育の時間はモチロン、休み時間だって体力の有り余る小学生にとっては足が速いヤツの独壇場だった。
鬼ごっこ、ドロケイ、丸踏み……
ヤツらは自分の有利なゲームを企画し、仲間を集う。チーム戦ともなれば、たちまち人気者だ。
「トーリッセッ!」
この残酷なチーム決めに最後まで参加する苦しみは分かるまい……
そして小学生にとっての一大イベント、「運動会」はヤツらにとって「大運動会」になる。
大運動会では、リレーや徒競走が花形種目となる。
クラスごとの出し物やダンスなんかはオマケもいいところだ。
そんな状況で父母に見つめられ、先生に見つめられ、女子に見つめられ……運動会は終始ヤツらが脚光を浴びて幕を閉じる。
運動会だけじゃない。
球技大会も地区の体育大会も自治会の運動会も全部そうだ。小学生にとって、足が速いヤツは無敵だったんだ。
そして、当然かのように、足が速いヤツの周りには女子が常にいたんだ。
しかし中学に上がるとき、足が速いヤツの天下は突如終わりの時を迎えることになった。
ヤンキー
ヤンキーという有り難くない存在を、僕は中学に入って初めて知ることになった。
「あんなのヤンキーじゃねぇよ」
中にはヤンキーうんちくを垂れるヤツもいたが、僕にとってはみんな一緒。ヤンキーも周りのイケてるヤツらも、みんなまとめてヤンキー一味だった。
ヤツらはタチが悪い。
授業妨害は当たり前、仲間以外で話しかけてくる人間は全員敵、挙句の果てにはなんの罪もない一般生徒を拳で制裁していた。
校則は無視するクセに勝手に独自ルールをつくりはじめ、背いた人間は片っ端から叩きのめす。
こうして暴力で学級を、いや学校を支配していたにもかかわらず、
ヤツらはモテた
美人はだいたいヤンキーの一味と付き合っていた。
勇気を振り絞った一般生徒の告白に
「気持ちは嬉しい」
と満面の笑みで言ったくせに、くせにだ。
翌週になればヤンキーと乳繰りあって
……突き合って
ふぅ……
付き合っていたんだ!
そして僕らは、一般生徒は、ヤンキー集団の会話から漏れる女子のピンクな噂を、こっそり聞き耳をたてて心を満たすことしかできなかったんだ。
「優しい人が好き」
よく言うぜ?
優しい人が暴力をするか?
中学や高校は小学生よりも、力関係が手に取るようにくっきりと見える世界になっていたんだ。
しかし、またまた力関係は逆転をしてしまう。
高収入
ヤンキーどもにバカにされながらもコツコツと努力を重ねていたガリ勉君たちは、やがていい大学に入って一流企業に入っていった。
ここで思わず二度見してしまう光景が目に飛び込む。
あれほどモテなかった、あれほど「キモい」と罵られていた、あれほどモテないヤツらの中心にいたガリ勉君が、
美女と肩を組んでSNSに写真をあげているじゃないか!!
学生時代、彼らを鼻で笑っていた人間は、手首がボロボロになるくらいの手のひら返しをしていた。
そう、大人になれば、社会人になれば、暴力による支配は通用しない。社会の中で必要とされるものは、お金や社会的信用だ。
小学校で足が速いヤツがモテたように、
中高でヤンキーがモテたように、
大人はお金持ちやエリートがモテる。
結局は、
その世界で力を持っているヤツ
権力を他の人よりも握っているヤツのところに人は集まっていくんだ!
正義だとしたら一般人に出来ることは何か
内面を磨く!!
ええ……
ここまで熱弁しといてなんですかそのありきたりな答え……
ごめん。
それしか思いつかん。
「ブスのくせに性格も悪いとか終わってんな」
こんなセリフをよく聞いた。
あはは、と笑いながら聞いていたこの言葉も、今となってはブーメラン状態で心にグサッと刺さっている気がする。
「おまえに何があるんだ?」
そう聞かれても、僕には何もない(;´∀`)
つまりは……
異性にとって魅力的な条件を揃えてもないくせに、内面までひねくれていたらどーすんのっ!!って言いたい。
「優しい人が好き」
本心でそう言ってくれる人が現れたときに内面がメチャクチャだったら、
次のチャンスはいつ来るんだ?
モテない人間に訪れるチャンスなんてたかが知れている。その一回を逃すか逃さないかは、自分次第なんだ(-_-メ)
すみません、最後まで読んでいただいてありがとうございます。