青春18きっぷで五能線の冬景色をひとりじめしてきた。ひとり旅にオススメする鈍行列車の旅

JR五能線の千畳敷駅ホーム



12月末の年の瀬に、青春18きっぷで五能線の冬景色を堪能して来た。
五能線の車窓から見る冬景色は、1年間の全てが吹き飛ぶくらいに感激したよ。

下手なりに撮った写真と一緒に、所要時間、費用など、五能線に乗りたい人が必要な情報をレポートする。
最後まで見てってね(*^▽^*)



五能線の基本情報



そもそも五能線とは何か。
五能線について既に調べている人はスルーしてってね。


東能代〜五所川原〜川部間のJR線。営業キロ147.2km。青森県西海岸に沿って走り,1936年全通。五所川原〜川部間は陸奥(むつ)鉄道の路線(1918年開業)を1927年国有化したもの。
引用:コトバンク



そう、五能線は秋田県と青森県の日本海沿いをただひたすらに走る路線。
走行距離は147km、起点から終点までは4時間を超え、そのほとんどが絶景という言葉だけでもロマンティックな鉄道だ。

そして絶景ポイントではわざと電車の速度を落として、ゆっくりと景色を楽しめるようなサービスもしてくれる。


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出典:東日本旅客鉄道株式会社 秋田支社 HP



そんな魅力がいっぱい詰まった五能線に男ひとりで行ってきたから、僕なりにその魅力を伝えていくね。

あ、ちなみに僕は神奈川県在住だから、

関東が住まいの人は思いっきり参考にしちゃってね!




それでは五能線の旅へ……

れっつらごー(*^▽^*)

五能線の起点、東能代駅へ




朝の7時に横浜駅へ……
ここから五能線の旅は始まる。
まずは五能線の起点、東能代駅まで行くことにしている。能代でピンときた人も多いんじゃないかな?
そう。あのバスケットボールの名門、能代工業高校と同じ能代だ。



ここから1日を掛けて鈍行に揺られ秋田県まで行くんだ。
ケツ……大丈夫かな(;・∀・)






宇都宮、郡山、福島、山形、秋田……

各県の主要駅で乗換を繰り返して、
21時過ぎ、横浜駅を出発してから14時間弱、ケツの感覚も無くなったころにようやく東能代駅に到着した。


東能代駅ホームにあるバスケットゴール



うおおおおお。

さすが能代……
バスケットゴールがあるぞ。

うん、この距離ならフリースローラインからダンクできるぞ!

東能代駅の改札出口


さすがに21時過ぎだからか、ホームで電車を待つ人はひとりもおらず駅を満喫。
さすが五能線の玄関口、観光客向けの張り紙がいっぱい貼ってある。
感謝感謝(*^▽^*)



さて、明日も早いからホテルに行かねば……


冬の夜に撮影した東能代駅の駅前



暗い……そして寒い。



かろうじてタクシーが止まっていたため乗車。
宿泊先のホテルはここから1kmくらいなんだけど、さすがに凍った地面を1kmも歩く自信はない。



タクシーの運転手は五能線目当ての観光客を乗せるのに慣れているみたいで、

「どこから来たの?」

「明日は始発かい?」

なんて答えやすい質問をたくさんしてくれた。

しまいには

「夜ご飯はあるの?」

気を遣ってコンビニまで連れてってくれた(*^▽^*)
なんてありがたいんだ……



さて……いよいよ明日は五能線だ!


いざ五能線の冬景色へ


スクリーンショットした能代市の12月の気温



朝の5時半前、
この日の能代市の気温はマイナス1度……

滅多にマイナスなんて体感しない僕にはガクブルもんだ(;”∀”))
タクシーを呼ぶのもあれなんで、さすがに今日は歩くことに。


雪の積もった夜道



真っ暗な道を歩くこと10分、徐々に駅が近づいていきちらほらと駅に向かう人が見え始めた。
当然だけどこの暗さじゃあ、電車に乗っても景色どころじゃない。

なんて眠たさの逃げ場をつくっている間に、いつの間にか駅は目の前だ。



東能代駅に停まる五能線の列車



うおおおお……(恍惚)

僕が乗るのはこれ。
スマホの画面越しでしか見られなかったこの車両。
感動だ……。



ちなみに五能線には「リゾートしらかみ」という観光列車に乗って楽しむこともできるぞ。
景色が見やすいように窓が大きくなっていて、ゆったりと五能線の景色を楽しむことができる。

津軽伝統の人形芝居が行われるなど、車内イベントも豊富でぜいたくな列車だよ。

https://www.jreast.co.jp/akita/gonosen/index.html



しかし、今日はもちろん

普通電車に乗って五能線を楽しむぜ。

僕も五能線を乗り降りする町の人たちと同じ空気が吸いたい、だからリゾートしらかみのレポートはできない。すまん。

五能線の車内



始発なだけに車内はガラガラ……
というよりも、乗客がいない。

1両目に2名、2両目には僕ひとりしかいない。
5時半過ぎ、3人だけ乗せた電車は真っ暗な中走りだした。

いよいよだ……いよいよ五能線の冬景色が見られる。



徐々に夜が明け始める


朝方の五能線からの景色


1時間半ほど電車に揺られ、徐々に陽が昇りはじめてきた。
これが五能線から見える町かぁ~……

時刻は7時を回ったところ、まだ歩いている人は見かけない。


朝方に五能線の車窓から見える海



う、海に吸い込まれそうだ~……



町が見えてきたと思ったらすぐにこの絶景。
よく見てみると、波しぶきに見えるそれは雪だった。

このあたりで第一町人を発見。
腰を曲げたおばあちゃんだった。
なんだこれ、映画みたいな風景だな。



それからも

朝方に五能線の車窓から見えるワサビみたいな岩



雪をかぶったワサビみたいな岩や


朝方に五能線の車窓から見える景色



雲がうんと近づいた海が、早送りみたいに目の前を通り過ぎる。

このときでまだ7時2分。
電車は海岸線沿いをただひたすらに走っていく。



なんだろう、ただの海なんだけどね。

見てるだけで胸がつんとなるわ……( ;∀;)

朝方に五能線の車窓から見える海



静かだなぁ。
こりゃ飽きないわ。


朝方に五能線の車窓から見える駅のトイレ



陸奥沢辺駅。
今さらだけど、ほとんどの駅が無人駅なんだね。

ここの次に停まる駅の「ウェスパ椿山駅」は、青森県名物「黄金崎不老ふ死温泉」の最寄り駅。
時間の関係上、今日は見送る……( ;∀;)


五能線の車窓から見える冬の景色



だんだんと乗客が増えてきたため、窓を閉めて撮影することに。
見えづらかったらごめんなさい(_ _)

少し海岸線から外れたと思いきや、電車は再び海にならんだね。
いつまで続くのかな?果てしないね、この海は。



千畳敷駅に到着

JR五能線の千畳敷駅ホーム



日が昇る前から電車に揺られ続け、2時間半ほどで千畳敷駅に到着。

なぜ千畳敷駅かって……

それは五能線の名物「氷のカーテン」を見るためだ。


千畳敷駅ホームから見える氷のカーテン



じゃじゃーん

ごめんなさい、写真を撮るのがヘタクソで……
魅力が5割減だわ。

「氷のカーテン」はこの地域では有名で、崖から染みでる水が凍結することによってできるらしい。
ぜひ「氷のカーテン」で画像を検索してみてくれ。
もっともっと魅力が伝わる素敵な写真がいっぱい見つかるよ(*^▽^*)


さて、

ここから次の電車がくるまで2時間。

ちょっと散策してみましょうかね……





冬の千畳敷海岸



道路を渡って海岸の目の前にでると、何やら石碑みたいなものが。

「千畳敷海岸隆起生誕200年記念」

と書いてあるね。
どうやら記念碑のようで、「太宰治 小説『津軽』」とも書かれていてその横には小説らしい文言が見られる。

正直、読んでもサッパリだった。



千畳敷海岸の看板



夏は磯遊びで賑わう海岸らしい。
このへんは砂浜が少なくって海水浴には不向きなんだとか。


千畳敷海岸前の雪が積もった道路



てかさ……

誰もいねぇ!!



甘かった……観光地だからちょっとくらい人がいるもんだと思ってた。
コンビニはない、お店もどこも開いていない。
完全に下調べが足りなかったわ……

2時間どうしよっかな( ;∀;)




仕方ない、念のため買ってきたワンカップでも飲んで体を温めるか。
(念のためってなんだよ)


冬の千畳敷海岸



ベンチに座って、ただ海をぼうっと眺める……

これね、写真じゃ上手く伝えられないんだけど、だんだん雪が強くなってきてるのよ。
頭が冷たくなってきてカバンにも雪が積もりはじめてきたの。
息もできないくらいに海風が顔じゅうに吹き付けてきて……

海風っていっても、真冬のキンキンに冷えた海風だからね。



あ~でも、だんだん温まってきた。
さすが、ワンカップの力。
いい気持になってきたよ~……


冬の千畳敷海岸



波しぶきと雪が重なって見える。
なんていい景色なんだ。



でもこの時すでにね、
僕の目にはこんな風に見えていたんだ。



冬の千畳敷海岸



ぽ~~~……(´Д`)



電車まだかな……



五能線走破~弘前駅に到着

弘前駅の駅前



はい、すみません……

実はですね千畳敷駅で吐き気に襲われて、電車に乗ってからもずっと車内トイレでゲーゲーしておりました。本当すんません。
写真とってません。

飲みすぎ注意!

白銀の世界が眩しくて眩しくて……僕の胃袋は搾り上げられ、あわや中身が全て口から漏れ出すところだった(;´∀`)
気持ち悪くなると雪景色の刺激が悪い意味で強くなるから、お酒飲む人はぜったいに飲み過ぎないようにね!



弘前駅に着いたのは12時過ぎ。
東能代駅を出てから6時間以上の長丁場だったけど、体感時間はめちゃくちゃ短かったよ。
本当に楽しかった。

弘前から横浜まで鈍行で帰るには1日じゃ足りないから、秋田で1泊してから帰ることにした。
今日は絶対に酒は飲まん。



五能線を堪能するのにかかった費用



さて、五能線の魅力は伝わったかな?
それでは、今回の電車旅にかかった費用をまとめてみるね。


交通費:7110円

食 費:4635円

宿泊費:1万2852円

合 計:2万4597円



交通費は、青春18きっぷ1回分×3日

食費は、3食はモチロン途中で買ったおやつや飲み物も含めて計算。

宿泊費は、そのまんまで2泊分の宿泊代だ。



今回は電車に乗るのが目的だったから、温泉やレジャーにお金は使っていない。
お土産も買ってないから、本当に上記金額しか使っていない。
2泊3日、ホテル代とメシ代込みでこの金額は安いんじゃないかな?

やっぱり青春18きっぷって最高だな。
普通に行けば、東能代に行くだけで1万円近くはかかる。
それを2370円で行けるんだから、まじでJR様のバーゲンセールだ。


五能線に行くときの注意点



イイところばかりじゃないんだよな。
世の中上手くできていないぜ。

こんな魅力たっぷりの五能線でも注意しなければいけない点はいくつかある。
実際に行ったから分かる、五能線で電車旅をするときの注意点を紹介するよ。



日数が必要



日数……必要だね。
新幹線使ってちゃっちゃか行ってくるのなら楽だけど。

青春18きっぷを使っていくのなら2泊は欲しい。




僕は横浜駅から行ったんだけども、仮に東京駅から行くことにすれば1泊2日でも行けなくはない。
ただ、陽が昇る前から日付が替わるまで電車に乗りっぱなしだから、体力に自信がない人にはオススメできないかな。

途中下車をしながらゆっくりと五能線を満喫するのなら、やはり2泊は必要だよ。



寒さ対策



これはガチ。

寒さ対策は本当にやっておいたほうがいい。
電車降りたときに薄着だと、本当に景色どころじゃなくなるから。



ちなみに千畳敷駅がある深浦町の12月平均気温は、

2.5℃

最低気温じゃないよ。平均が2.5℃なんだよ。
それに加えて、海の近くは風が強いから……


運休



これが最も怖かったかな。

五能線って日本海沿いをひたすらに走る路線だからさ、とにかく風の影響を受けるワケなのよ。
実際に強風による運休なんかも良くある話でね……

こればかりは当日にならないと分からないよね。




ま、それも日本海をひとりじめするような景色あってのリスクだからなぁ。
五能線に乗る日は、乗換案内などのアプリで運行状況をこまめにチェックしておこう。



まとめ



いかがだったかな?
五能線の冬景色は、世界でもトップクラスだ。(世界は知らないけど)
それじゃあ、かんたんに五能線の電車旅についてまとめていこう。


・五能線を走破するには4時間ほどの時間がかかる

・始発に乗ると最初の1時間半は暗くて何も見えない

・千畳敷駅の「氷のカーテン」は生で見てもスゴイ

・下車をすると次の電車がくるまで2時間ほど待つことになる

・年末(12/29)にもかかわらず、普通電車はガラガラだった



五能線について書かれた記事はたくさんあるけど……

何も考えずに1回行ってみてくれ

きっと、五能線なら後悔はしないから。
やっぱりあの景色は写真じゃなくて、生でその目で見ていって欲しいなぁ。



以上、五能線の冬景色をひとりじめしてきたレポートでした。
最後まで読んでくれてありがとう(*^▽^*)






只見線の冬景色も絶句モンだよ……いろんな意味で他にはない路線。

いざ只見線、小出駅を出発

只見駅で代行バスへ(只見駅~会津川…

青春18きっぷで電車旅をするならこちらを参考に。

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