職場にひとりはいる、偉そうなヤツ。
何が偉いんだか分からないけど、偉そうなヤツ。
ま、でも職場に限らず、学校でもサークルでもご近所さんでもテレビのなかでも、偉そうなヤツって大体ひとりはいるんだよね。
しかし、ヤツらは何であんなに偉そうなんだろう?
ヤツらの何がそんなに偉いんだろう?
なんで偉そうなヤツってこんなに不快にさせてくれるんだろう?
偉そうなヤツってなんで偉そうなの?
偉そうなヤツはなぜ偉そうなのか。
まずは、この分かるようで分からない偉そうなヤツの解析をしなくては。いったい偉そうなヤツらは、なぜあんなにも偉そうにできるのか。
まず頭に浮かぶのは独特のプライドの高さだろう。
中身がないのにプライドだけがメチャクチャ高い。こんなタイプが偉そうなヤツらのなかに多く紛れている。
そんな彼ら彼女らは非常に扱いづらい。
まるで骨抜きなくせに高さだけはいっちょ前の構想ビルだ。
……扱いづらい。
むしろ関わりたくない。
そして次に考えられるのが、器が小さいということだ。
人よりも器が小さいぶん、自分の気に入らないことがあるとすぐに器は容量オーバーになり、ありとあらゆる感情が溢れ出る。
そんな器の小さい人たちは、偉そうにすることで、人に対してマウントをとることで、小さな器がいっぱいにならないように必死に保っているんだ。
そして最後、偉そうなヤツは人よりも他の何よりも、まず自分が一番なんだ。
少し先輩なら自分の方が偉いし、すこしボーリングの経験があるなら初心者なんかハナクソ以下、長く生きてるなら問答無用で若者は下に見る。
少しでも自分が上に立てるところがあれば上に立つ。
そう、自分がいつも一番でないと気が済まないんだ。
自分が大好きすぎる人たち
総じて言うと、偉そうなヤツは自分が大事で大事でたまらないんだ。
しかし、これに対しては
『自分のことなんてみんな大事でしょ』
という意見もある。
そしてこれは決して間違いじゃないよね。
自分が大事だよね。うん、間違いない。
しかし偉そうな人たちは、ただ自分が大事なだけじゃないんだ。
自分のことが大好きで大好きで、それをちょっと隠すのが苦手で偉そうになってしまうんだ。
そのため自分が傷つくのを恐れ、自分が不利益を被るのを恐れ、ナメられまいと必死になり……過剰に自分のことを守ろうとする。
周りはそんなに見てないのにね。
同じ土俵に乗ってない?
偉そうなヤツはたしかに不快だ。
できることなら一緒にいたくないし関わりたくもない。共に仕事をするなんてもってのほか。苦痛以外の何物でもない。
しかしそうは言っても避けられないときもあるワケで……。
そのときに気をつけたいのが、同じ土俵に乗ってないかってこと。
『無視してやる』
『同じ態度とってやろうかな』
『反抗してみよっかな』
これこれ、これには注意したい。
偉そうなヤツはムカつくしほんとに不快だ。
だからやり返したい気持ちは分かる。やられっぱなしじゃ納得できないのも分かる。ただよーく考えて欲しいんだ。
偉そうなヤツと同じ土俵に乗るということを。
あれほど嫌っていた、不快に感じていた、避けていた、あの偉そうなヤツに自分がなってしまうんだよ。
もし自分がやり返したら、その日から君も同じで偉そうなヤツの仲間入りになるんだよ。だから、ワザワザ自分から同じ土俵に上がろうとしてる人は、一回待ってしっかり考えよ?
『でもやられたんだよ。やり返してもイイじゃない』
もしかしたらあの偉そうなヤツも、誰かに偉そうにされたから変わっちゃったのかもしれないよ?
理由がどうであれ、同じ行動を取ったらその瞬間から、周りから見たら同じ類の人間になってしまうんだよ。
慎重に考えよう。
偉そうなヤツへの対策はどうすれば……
同じ土俵には上がらないとして、そんなヤツらとこれからどう接していければいいのか……これは相手にも立場にもよるよね。
でも自分はどう思えばスッキリするんだろうか。
『クソだからほっとこう』
『反面教師に必要な人だ』
『自分を持ってる人なんだね』
『この人は仕方ない』
思い方は自由だ。
『クソだからほっとこう』はかなり割り切ってるね。実際にこう思って偉そうな人と接している人はいるし、逆に上から見ることでメンタルを保てるんだとさ。
だから偉そうにしてくる相手に対して、自分がどう思うかによって割り切れたり割り切れなかったりするんだ。
しっくりくるまでは大変だろうけど。
ま、ひとつだけハッキリしてることは、理解できないから不快に感じるしムカつくし耐え難い。理解ができないから悩むんだ。
だから理解できない人に自分の物差しをあてても当てはまるワケがないんだ。
つまり……偉そうなヤツへの有効な対策はひとつ。
自分の価値観で相手を見ることをやめる。
違う世界の人がいることを、自分とは違う種類(タイプ)の人がいることを、しっかりと受け入れよう。
きっと偉そうなヤツは君がどんなに頑張って理解をしようとしても、どんなに頑張って同じ価値観で見ようとしても、それに気付いてはくれない。
だったらいっそのこと『そういう人だ』と割り切って、気持ちよく譲ってあげるんだ。そうするとね、意外と気持ちが楽になるんだよ
最後まで読んでくれてありがとう(*^▽^*)